• 匠の目によって厳選された食材を風味豊かに仕上げました。

美味しさの秘訣

すり身

創業昭和10年。すり身は馬郡の命です。





何と言っても製品の良し悪しを左右するのは主原料のすり身です。                            主に使用しているすり身は昔ながらのスケソウダラ。                ベーリング海など緯度の高い海水の冷たい海域に生息しており、肉質には充分な弾力があります。                                                                           その他、エソ、イトヨリ、ミナミダラ、タチウオ等を使用しています。                                                               エソは高級な練り物の原料として使用されており、温帯から熱帯の砂泥質に生息していて、身も白く弾力があり味に粘りがある魚です。                                                        ミナミダラは、アルゼンチンやチリの南部に生息しており、肉質の弾力やしなやかさではスケソウダラより優れています。                                                      タチウオは、弾力はあまりありませんが、味の良さで評価される魚です。                                                          さまざまな条件で魚の良し悪しも変わり、すり身の品質が左右される為、品質を見極め厳選したすり身を仕入れております。

野菜・塩

主原料以外でも決して手を抜かない素材選び。




ごぼうや玉ねぎ等の野菜は国産を使用し、食感や風味を活かせるように自社で玉ねぎのみじん切り、ごぼうのささがきなどのカット作業を行っております。                                    塩は長崎県西端の五島灘に面した崎戸島のきれいな海水を原料とした、海の恵(にがり)をたっぷり含む、まろやかで深い味わいが特徴の長崎県五島灘沖の塩を使用しています。

食感・美味しさ

数種類の魚をブレンドすることで、食感と味わいが生まれる。




練り物(蒲鉾)といえばしこしこっとした歯ごたえが特長です。                                                       その弾力性を練り物用語であしといいます。                                                      あしはすり身に塩を加えて練り上げる際に、魚肉のタンパク繊維がとけて網目を作って生まれるものです。                                                                                      原料として選ぶ際には、味の良いもの、身の白いものに加えて良いあしが出る魚を使用したいのですが、それらの条件を兼ね備えた魚は少なく、スケソウダラ、エソ、イトヨリ、ミナミダラ、タチウオ等の数種類の魚を組み合わせ、それぞれの長所を生かしてあしと味わいを造りだしていきます。                                                                             究極のあしへの追求は素材だけにとどまりません。                                                                      現在では、珍しくなりましたが、天ぷら類は御影石製の石臼で時間をかけて丁寧に練り上げる事により、細胞組織を破壊する事がない為、素材の旨味も逃がすことなく、良いあしも生まれます。

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